令和03年度 第106回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 56

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問 56  正答率 : 72.9%

 国家試験問題

国家試験問題
血中間接ビリルビン値が血中直接ビリルビン値に比べて優位に上昇する疾患はどれか。1つ選べ。

1 肝硬変


2 アルコール性肝障害


3 溶血性貧血


4 胆石症


5 膵頭部がん

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問 56    

 e-REC解説

解答 3

赤血球中のヘモグロビンが分解されて血液中に出てきたものを間接ビリルビンといい、間接ビリルビンが肝臓でグルクロン酸抱合を受けたものを直接ビリルビンという。
溶血性貧血では、血液中における赤血球の破壊亢進(溶血)により、血中間接ビリルビン値が優位に上昇する。一方、肝硬変やアルコール性肝障害のような肝実質性黄疸や、胆石症や膵頭部がんのような閉塞性黄疸では、血中直接ビリルビン値が優位に上昇する。

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