令和02年度 第105回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 60

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問 60  正答率 : 85.0%

 国家試験問題

国家試験問題
切迫早産の治療に用いられる薬物はどれか。1つ選べ。

1 オキシトシン


2 クロミフェンクエン酸塩


3 クロルマジノン酢酸エステル


4 メチルエルゴメトリンマレイン酸塩


5 リトドリン塩酸塩

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問 60    

 e-REC解説

解答 5

1 誤
オキシトシンは、脳下垂体後葉ホルモン製剤であり、律動的子宮平滑筋収縮作用により、分娩誘発などに用いられる。

2 誤
クロミフェンクエン酸塩は、視床下部におけるエストロゲン受容体遮断によりGn-RH(ゴナドトロピン放出ホルモン)を分泌し、LH(黄体形成ホルモン)を分泌させるため、排卵障害に基づく不妊症の排卵誘発に用いられる。

3 誤
クロルマジノン酢酸エステルは、抗アンドロゲン作用を有する黄体ホルモン製剤であり、前立腺癌の治療などに用いられる。

4 誤
メチルエルゴメトリンマレイン酸塩は、持続的子宮平滑筋収縮作用により、子宮収縮の促進や子宮出血の予防・治療に用いられる。

5 正
リトドリン塩酸塩は、選択的アドレナリンβ2受容体刺激薬であり、子宮平滑筋弛緩作用により、切迫早産の治療用いられる。

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