平成26年度 第99回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 65

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問 65  正答率 : 71.6%

 国家試験問題

国家試験問題
風しんについて誤っているのはどれか。1つ選べ。

1 妊娠初期の罹患は胎児に奇形を発症させるリスクがある。


2 RNAウイルスによる感染である。


3 発しんは、治療しなくても数日で消退する。


4 特異的IgM抗体が急性期の血清中に出現する。


5 予防には、不活化ワクチンを接種する。

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問 65    

 e-REC解説

解答 5

風しんは、RNAウイルスである風しんウイルスの飛沫感染によって生じる急性の発しん性感染症である。一般に幼児や学童に好発し、14〜21日程度の潜伏期間を経て発熱と同時に全身に発しんが出現するが、特に治療をしなくても通常2、3日で消退する。

1 正しい
妊娠初期に風しんウイルスに初感染すると、経胎盤感染により胎児に難聴、白内障、心奇形等が生じるおそれがある。

2 正しい
前記参照

3 正しい
前記参照

4 正しい
風しんのような感染症では、血中で急性期にはIgM抗体が、回復期にはIgG抗体が上昇する。

5 誤っている
風しんの予防には生ワクチンを用いる。風しんのワクチンは通常、麻しん・風しん混合ワクチン(MR混合ワクチン)として接種される。

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