令和07年度 第110回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 66

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問 66  正答率 : 36.2%

 国家試験問題

国家試験問題
播種性血管内凝固症候群(DIC)で認められる検査所見はどれか。1つ選べ。

1 アンチトロンビンの減少


2 フィブリノゲン・フィブリン分解産物(FDP)の減少


3 血小板数の増加


4 プラスミノゲンの増加


5 プロトロンビン時間(PT)の短縮

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問 66    

 e-REC解説

解答 1

播種性血管内凝固症候群(DIC)は、何らかの基礎疾患により、血液凝固因子が急激に活性化され、血管内に多数の微小血栓が生成し多臓器不全を起こす病態である。それに伴って凝固因子、血小板、アンチトロンビンなどが大量に消費され減少するとともに、血栓形成に対して二次的に線溶系も亢進することで、出血傾向となる。

1 正
前記参照

2 語
二次的に線溶系が亢進するため、フィブリノゲン・フィブリン分解産物(FDP)は増加する。

3 誤
前記参照

4 誤
二次的に線溶系が亢進するため、プラスミノゲン(プラスミンの前駆物質)は減少する。

5 誤
血液凝固因子が消費されるため、プロトロンビン時間(PT)は延長する。

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