平成30年度 第103回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 70

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問 70  正答率 : 75.3%

 国家試験問題

国家試験問題
重篤な腎機能障害のある患者に禁忌となっている薬物はどれか。1つ選べ。

1 アレンドロン酸


2 チクロピジン


3 メトトレキサート


4 クエチアピン


5 シルニジピン

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問 70    

 e-REC解説

解答 3

1 誤
アレンドロン酸は腎排泄型の薬物であるため、重篤な腎機能障害のある患者に慎重投与とはされているが、禁忌ではない。

2 誤
チクロピジンは、重篤な肝障害や血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)を副作用として起こすことがあるため、重篤な肝障害のある患者や出血している患者などには禁忌とされているが、重篤な腎機能障害のある患者には禁忌ではない。

3 正
メトトレキサートは腎排泄型の薬物であり、腎障害のある患者に投与すると排泄遅延により副作用が強く現れるおそれがあるため、重篤な腎機能障害のある患者に禁忌である。

4 誤
クエチアピンは、著しい血糖値の上昇を副作用として起こすことがあるため、糖尿病および糖尿病の既往歴のある患者には禁忌とされているが、重篤な腎機能障害のある患者には禁忌ではない。

5 誤
シルニジピン肝消失型の薬物であるため、重篤な肝機能障害のある患者に慎重投与とはされているが、重篤な腎機能障害のある患者には禁忌ではない。

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