令和07年度 第110回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 76

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問 76  正答率 : 54.4%

 国家試験問題

国家試験問題
評価療養の対象となるのはどれか。1つ選べ。

1 出産に係る診療


2 医薬品の治験に係る診療


3 特別の療養環境(差額ベッド)


4 予約診療


5 紹介状なしでの特定機能病院の初診

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問 76    

 e-REC解説

解答 2

我が国では、保険外併用療養費制度とよばれる制度が採用されており、保険外併用療養費制度は選定療養、評価療養又は患者申出療養を含む療養については、要する費用のうち、選定療養、評価療養又は患者申出療養の部分は患者の自己負担とし、基礎的な部分(一般診療と共通する部分)は保険給付を行うという制度である。
保険外併用療養費制度の対象となる療養を以下に示す。

【保険外併用療養費制度の対象となる療養】
<選定療養>
特別の療養環境の提供(差額ベッド)
前歯部の材料差額
200床以上の病院の初診、再診
予約診療
時間外診療 等

<評価療養>
先進医療
医薬品の治験に係る診療
承認後、薬価基準収載前の医薬品に係る診療
薬価基準に収載されている医薬品の適応外投与 等

<患者申出療養>
先進医療において、実施できる患者の基準から外れてしまった時
先進医療において、自分の身近な医療機関で行われていない時 等

したがって、本問の選択肢のうち、評価療養の対象となるのは医薬品の治験に係る診療(選択肢2)である。

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