平成30年度 第103回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 89

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問 89  正答率 : 81.5%

 国家試験問題

国家試験問題
眠気が起こることがあるので、自動車運転等、危険作業を行う際に注意するよう指導する必要性が最も低い薬物はどれか。1つ選べ。

1 ブロチゾラム


2 プレガバリン


3 アモキサピン


4 d−クロルフェニラミンマレイン酸塩


5 安息香酸ナトリウムカフェイン

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問 89    

 e-REC解説

解答 5

中枢抑制作用を有する薬物は、副作用として眠気を起こすことが多い。そのため、自動車運転等、危険作業を行う際に注意するよう指導する必要がある。

1 高い
ブロチゾラムはベンゾジアゼピン系催眠薬であり、中枢抑制作用を有するため、自動車運転等、危険作業を行う際に注意するよう指導する必要がある。

2 高い
プレガバリンは中枢性鎮痛薬であり、中枢抑制作用を有するため、自動車運転等、危険作業を行う際に注意するよう指導する必要がある。

3 高い
アモキサピンは三環系抗うつ薬であり、ヒスタミンH1受容体遮断作用に伴う中枢抑制作用を有するため、自動車運転等、危険作業を行う際に注意するよう指導する必要がある。

4 高い
d−クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン薬であり、ヒスタミンH1受容体遮断作用に伴う中枢抑制作用を有するため、自動車運転等、危険作業を行う際に注意するよう指導する必要がある。

5 最も低い
安息香酸ナトリウムカフェインは、中枢興奮・鎮痛薬である。本剤には、カフェインに基づく眠気を除去する作用があるため、眠気が起こることは少ないと考えられる。

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