平成25年度 第98回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 97

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問 97  正答率 : 37.3%

 国家試験問題

国家試験問題
試料から難(不)揮発性薬毒物を分離するためのスタス・オット(Stas—Otto)法の概要を図に示す。モルヒネが最も多く回収される画分の番号はどれか。1つ選べ。
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問 97    

 e-REC解説

解答 4

① 酒石酸酸性でエーテル抽出を行うと、モルヒネは第三級アミンの窒素を有するため、酒石酸と塩を形成し水溶性となり水層へ移行する。
② NaOHアルカリ性でクロロホルムまたはエーテル抽出を行うと、モルヒネはフェノール性水酸基を有するため、ナトリウム塩を形成し水溶性となり水層へ移行する。
③ 一度弱酸性にしたのち、アンモニアでアルカリ性とし、クロロホルム−イソプロパノール(3:1)で抽出を行うと、モルヒネは分子形となり有機層へ移行する。

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