平成27年度 第100回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 136

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問 136  正答率 : 60.4%

 国家試験問題

国家試験問題
以下は、水道水の水質基準項目の1つを測定する試験法に関する記述である。文中の(   )に入れるべき試薬と字句の正しい組合せはどれか。1つ選べ。

試験水に( ア )を含む反応液を加えて反応させ、対照と比べて、( イ )の有無を観察する。

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問 136    

 e-REC解説

解答 1

試薬aは、4−メチルウンベリフェリル−β−D−グルクロニド(MUG)であり、大腸菌に固有の酵素であるβ−グルクロニダーゼにより、β−D−グルクロン酸と4−メチルウンベリフェロン(360 nm付近の紫外線を照射することにより、青白色の蛍光を発する)に分解される。そのため、試薬aは大腸菌の検出に用いられる。また、試薬bは、o−ニトロフェニル−β−D−ガラクトピラノシド(ONGP)であり、大腸菌群固有の酵素であるβ−ガラクトシダーゼにより、β−D−ガラクトースとo−ニトロフェノール(黄色)に分解される。そのため、試薬bは大腸菌群の検出に用いられる。
水道水の水質基準項目には、大腸菌が含まれており、その試験法として、特定酵素基質培地法(MUG法)が用いられている。MUG法では、試験水に試薬aを含む反応液を加えて反応させ、対照と比べて、(青色蛍光の増加)の有無を観察する。

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