平成26年度 第99回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 329

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問 329  正答率 : 46.6%

 国家試験問題

国家試験問題
薬局にクレマスチンフマル酸塩シロップ(クレマスチンフマル酸塩の含有率:0.0134 w/v%)が在庫されている。クレマスチンとして1日量2 mg を投与したい。秤量すべきクレマスチンフマル酸塩シロップの1日量(mL)に最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、クレマスチンフマル酸塩とフマル酸の分子量をそれぞれ460と116とする。

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問 329    

 e-REC解説

解答 4

初めに、クレマスチン2 mgに相当するクレマスチンフマル酸塩の量を、分子量の比を用いて求める。
クレマスチンフマル酸塩とフマル酸の分子量はそれぞれ460と116であることから、クレマスチンの分子量は344(460-116)となるので、クレマスチンフマル酸塩の量をx mgとおくと、

クレマスチン:クレマスチンフマル酸塩=344:460=2 mg:x mg より、

x≒2.67 mgとなる。

次に、クレマスチンフマル酸塩の含有率0.0134 w/v%(100 mL中に0.0134 g(13.4 mg)含有)のシロップを用いて、クレマスチンフマル酸塩が2.67 mgとなるように秤量する。クレマスチンフマル酸塩シロップの秤取量をy mLとおくと、

100 mL:13.4 mg=y mL:2.67 mg より、

y≒20 mLとなる。

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