平成26年度 第99回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 159

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問 159  正答率 : 73.5%

 国家試験問題

国家試験問題
肝臓疾患治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 ラクツロースは、腸内細菌により分解されてアンモニアを生成し、血中アンモニア濃度を上昇させる。
2 インターフェロンは、種々の抗ウイルスタンパク質の合成を誘導する。
3 ラミブジンは、DNAトポイソメラーゼを阻害し、C型肝炎ウイルスの増殖を抑制する。
4 エンテカビルは、DNAポリメラーゼを阻害し、B型肝炎ウイルスの増殖を抑制する。

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問 159    

 e-REC解説

解答 2、4

1 誤
ラクツロースは、腸内細菌により分解されて有機酸を生成しpHを低下させることで、腸管内のアンモニア産生菌の発育を抑制し、血中アンモニア濃度を低下させる。

2 正
インターフェロンは、ウイルス感染細胞表面の受容体に結合することで、オリゴアデニル酸、プロテインキナーゼやホスホジエステラーゼ等、種々の抗ウイルスタンパク質の合成を誘導する。

3 誤
ラミブジンは、B型肝炎ウイルス(HBV)感染細胞内でリン酸化され、DNAポリメラーゼを阻害することによりHBVの増殖を抑制する。

4 正
エンテカビルは、B型肝炎ウイルス(HBV)感染細胞内でリン酸化され、DNAポリメラーゼを阻害することによりHBVの増殖を抑制する。

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