平成26年度 第99回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 337

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問 337  正答率 : 64.1%

 国家試験問題

国家試験問題
10歳女児。2日前から発熱(体温38.5℃)が続き、下痢および嘔吐のため小児科を受診した。血圧低下、頻脈などの所見はみられなかった。この患児に輸液剤を投与する場合、細胞外液と細胞内液の両方の補給が可能な開始液(1号液)の組成として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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問 337    

 e-REC解説

解答 2

1 誤
生理食塩液の組成である。生理食塩水は、激しい嘔吐による水分不足などに用いられる。

2 正
開始液(1号液)の組成である。開始液(1号液)は、Kを含まないので、緊急時など病態不明時の水分・電解質補給の第一選択薬として用いられる。

3 誤
維持液(3号液)の組成である。維持液(3号液)は、水・電解質の補給に用いられる。

4 誤
術後回復液(4号液)の組成である。術後回復液(4号液)は、他の低張性電解質輸液より電解質濃度が低く細胞内への水分補給効果が大きい輸液である。

5 誤
5%ブドウ糖注射液の組成である。5%ブドウ糖注射液は、水欠乏時の脱水症の水分補給、注射剤の溶解希釈剤として用いられる。

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