平成26年度 第99回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 244,245

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問 244  正答率 : 83.2%
問 245  正答率 : 80.0%

 国家試験問題

国家試験問題
インスリンの自己注射を行っている患者に使用済みの針を入れる廃棄容器を渡して、医療機関でその容器を回収することにした。

問244（実務）
この容器に表示することが推奨されているマークはどれか。１つ選べ。（本問では黒色の単色表示としてある）
スクリーンショット 2017-04-04 21.48.34.png


問245（衛生）
医療機関における廃棄物とその処理に関する記述のうち、正しいのはどれか。 ２つ選べ。

１　血液は、特別管理産業廃棄物に該当する。
２　感染性廃棄物は、施設内で滅菌処理を行った後に廃棄しなくてはならない。
３　使用済みの注射針は、専用廃棄容器を用いれば一般廃棄物とすることができる。
４　感染性廃棄物を適切に管理するために、発生状況を把握して分別する。
５　病院から排出された紙おむつは、すべて感染性廃棄物として処理する。

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問 244    
問 245    
 答え合わせ

 e-REC解説

問244　解答　１

インスリン自己注射の使用済み針は感染性廃棄物である。この廃棄容器に表示することが推奨されているマークはバイオハザードマーク（選択肢１）である。なお、感染性廃棄物の性状によりバイオハザードマークの色を分けることも推奨されている。
スクリーンショット 2017-04-04 21.48.39.png


問245　解答　１、４

１　正
血液は、感染性を有する産業廃棄物であり、特別管理産業廃棄物に該当する。

２　誤
感染性廃棄物の処理は、施設内で行うか、滅菌処理を行わず処理業者に委託することも可能である。

３　誤
使用済みの注射針は、特別管理産業廃棄物であり、専用廃棄容器を用いても一般廃棄物として処理することはできない。なお、滅菌処理した使用済みの注射針（産業廃棄物）も専用廃棄容器を用いても一般廃棄物として処理することはできない。

４　正
医療機関内で発生する感染性廃棄物は、廃棄物の発生時点において他の廃棄物と分別する。

５　誤
病院から排出された紙おむつは、特定の感染性病原体（感染症法の一類、二類、三類、四類の一部、五類の一部、新型インフルエンザ感染症）が付着しているおそれがあるものは感染性廃棄物として処理する。

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