平成26年度 第99回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 15

Pin Off  未ブックマーク   
問 15  正答率 : 61.0%

 国家試験問題

国家試験問題
抗ウイルス活性を示すサイトカインはどれか。1つ選べ。

1 インターフェロンα(IFN−α
2 インターロイキン2(IL−2)
3 エリスロポエチン(EPO)
4 腫瘍壊死因子α(TNF−α
5 顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 15    

 e-REC解説

解答 1

サイトカインとは、細胞から放出され、種々の細胞間の情報伝達分子となる微量生理活性タンパク質である。インターフェロンα(IFN-α)はマクロファージなどから産生されるサイトカインであり、ウイルス感染細胞に働きかけてウイルスRNAやウイルスmRNAの分解・不活化を促進することで抗ウイルス活性を示す。

1 正

2 誤
インターロイキン(IL—2)は、ヘルパーT細胞が産生するサイトカインであり、T細胞の増殖を促進する。

3 誤
エリスロポエチン(EPO)は、腎臓で産生されるサイトカインであり、骨髄における赤血球産生を促進する。

4 誤
腫瘍壊死因子α(TNF−α)は、マクロファージが産生するサイトカインであり、抗腫瘍作用や好中球活性化作用などを示す。

5 誤
顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)は、マクロファージが産生するサイトカインであり、顆粒球(特に好中球)の分化、増殖を誘導する。

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします