平成25年度 第98回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 135

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問 135  正答率 : 58.9%

 国家試験問題

国家試験問題
各項目で示した性質について、A欄の物質とB欄の物質を比較したとき、A欄の物質がより高いのはどれか。2つ選べ。
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問 135    

 e-REC解説

解答 2、4

1 誤
3,3´,4,4´-テトラクロロビフェニルと2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ジオキシンは、どちらもダイオキシン類である。ダイオキシン類の毒性は、最も毒性の強い2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ジオキシンの毒性等価係数を1として相対的に表されるが、3,3´,4,4´-テトラクロロビフェニルの毒性等価係数は0.0001である。

2 正
急性毒性は、ヒ酸(As5+)よりも亜ヒ酸(As3+)の方が強い。

3 誤
CHClF2(クロロジフルオロメタン)は代替フロン、CCl2F2(ジクロロジフルオロメタン)は特定フロンである。分子中にHを含まないCCl2F2(ジクロロジフルオロメタン)は、対流圏で分解されにくく安定であるが、分子中にHを含むCHClF2(クロロジフルオロメタン)は、対流圏で分解されやすい。

4 正
アルキルベンゼンスルホン酸塩は、陰イオン性界面活性剤であり、側鎖が直鎖型のものと分岐鎖型のものに分類される。直鎖型は環境中の微生物によって分解されやすいが、分岐鎖型は分解されにくく、河川や湖沼の泡立ちの原因となるため、現在使用されていない。

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