平成25年度 第98回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 97

Pin Off  未ブックマーク    |  |  |   
問 97  正答率 : 39.7%

 国家試験問題

国家試験問題
試料から難(不)揮発性薬毒物を分離するためのスタス・オット(Stas—Otto)法の概要を図に示す。モルヒネが最も多く回収される画分の番号はどれか。1つ選べ。
スクリーンショット 2017-04-14 14.54.12.png

 解説動画  ( 00:00 / 08:45 )

限定公開

 ビデオコントロール

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 97    

 e-REC解説

解答 4

① 酒石酸酸性でエーテル抽出を行うと、モルヒネは第三級アミンの窒素を有するため、酒石酸と塩を形成し水溶性となり水層へ移行する。
② NaOHアルカリ性でクロロホルムまたはエーテル抽出を行うと、モルヒネはフェノール性水酸基を有するため、ナトリウム塩を形成し水溶性となり水層へ移行する。
③ 一度弱酸性にしたのち、アンモニアでアルカリ性とし、クロロホルム−イソプロパノール(3:1)で抽出を行うと、モルヒネは分子形となり有機層へ移行する。

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします