平成25年度 第98回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 28

Pin Off  未ブックマーク   
問 28  正答率 : 73.0%

 国家試験問題

国家試験問題
コリンエステラーゼを可逆的に阻害するのはどれか。1つ選べ。

1 アトロピン
2 カルバコール
3 エドロホニウム
4 ブチルスコポラミン
5 プラリドキシム(PAM)

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 28    

 e-REC解説

解答 3

1 誤
アトロピンは、ムスカリン性アセチルコリン受容体遮断薬である。

2 誤
カルバコールは、ムスカリン受容体刺激薬であり、コリンエステラーゼによって分解されにくい。

3 正
エドロホニウムは、可逆的コリンエステラーゼ(ChE)阻害薬であり、アセチルコリン(ACh)の分解酵素であるChEの陰性部と結合することによりChEを一過性に阻害しAChの作用を増強するため、重症筋無力症の診断薬として用いられる。

4 誤
ブチルスコポラミンは、4級アンモニウムの構造を持つムスカリン受容体遮断薬である。

5 誤
プラリドキシム(PAM)は、有機リン系薬物により不可逆的に阻害されたコリンエステラーゼを賦活化し、有機リン系薬物の解毒薬として用いられる。

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします