平成25年度 第98回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 318,319

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問 318  正答率 : 53.0%
問 319  正答率 : 52.5%

 国家試験問題

国家試験問題
在宅患者に対する薬剤師の業務について、以下の問いに答えよ。

問318（実務）
保険薬局の保険薬剤師が行った在宅患者訪問薬剤管理指導に関する記述のうち、正しいのはどれか。１つ選べ。

１　介護支援専門員（ケアマネージャー）の指示により行った。
２　薬剤師でない従業員に業務の実施を指示した。
３　中心静脈栄養法の対象患者に行った。
４　病院に入院中の患者に行った。
５　同一月内に、複数の薬局が同じ患者に対し在宅患者訪問薬剤管理指導料を算定した。


問319（法規）
在宅医療・介護についての記述のうち、正しいのはどれか。２つ選べ。

１　在宅患者訪問薬剤管理指導は、介護保険法に基づく居宅サービスの１つである。
２　介護支援専門員は、寝たきり状態の要介護者に対して必要な援助を行うことを業務としている。
３　保険薬局の開設者は、居宅療養管理指導を行う指定居宅サービス事業者とみなされる。
４　在宅患者に対する居宅療養管理指導の給付に当たって、保険薬局は、患者が介護保険の適用を受けていることを確認する。

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問 318    
問 319    
 答え合わせ

 e-REC解説

問318　解答　３

１　誤
在宅患者訪問薬剤管理指導は、医師の指示に基づき行う。

２　誤
薬剤師が実施しなければならない。

３　正
中心静脈栄養法の対象患者やがん末期患者などに対して実施する。

４　誤
通院が困難な患者を対象に行う。

５　誤
複数の薬局が同じ患者に対して在宅患者訪問薬剤管理指導を行った場合は、いずれか一方のみが在宅患者訪問薬剤管理指導料を算定する。


問319　解答　３、４

１　誤
健康保険法に基づく居宅サービスの1つである。

２　誤
介護支援専門員は、要介護者等からの相談に応じ、ケアプランを作成したり、行政及びサービス事業者との連絡調整を行う。寝たきり状態の要介護者に対して必要な援助を行うことを業務とするのは、介護福祉士や訪問介護員（ホームヘルパー）等である。

３　正
保険薬局の指定を受けた薬局は、居宅療養管理指導を行う指定居宅サービス業者とみなされる（みなし指定）。

４　正
保険薬局は、居宅療養管理指導を行うにあたっては、被保険者証の提示を求めるなどにより、患者が介護保険の適用を受けていることを確認しなければならない。

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