平成24年度 第97回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 314,315

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問 314  正答率 : 84.1%
問 315  正答率 : 64.3%

 国家試験問題

国家試験問題
総合感冒薬を求めて来局したAさんに薬剤師が応対した。その結果、Aさんは翌日、国民体育大会に選手として参加することが明らかとなった。

問314(実務)
総合感冒薬に含まれる成分で、Aさんに推奨できないのはどれか。1つ選べ。

1 イブプロフェン
2 dl-メチルエフェドリン塩酸塩
3 クレマスチンフマル酸塩
4 アセトアミノフェン
5 リゾチーム塩酸塩


問315(法規・制度・倫理)
問314で推奨できない成分の原末について、薬事関係法規による規制区分として、 正しいのはどれか。1つ選べ。

1 毒薬
2 劇薬
3 麻薬
4 向精神薬
5 覚せい剤原料

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問 314    
問 315    

 e-REC解説

問314 解答 2

メチルエフェドリンは、中枢興奮作用を有し、服用することにより血流を増加させるため、世界アンチドーピング機関においてドーピング禁止薬物に指定されている。なお、総合感冒薬に含まれるエフェドリンや漢方薬に含まれる麻黄もドーピング禁止薬物に指定されている。


問315 解答 5

dl-メチルエフェドリン塩酸塩の原末は、覚せい剤取締法において、覚せい剤原料に指定されている。なお、メチルエフェドリンの含有量が10%以下の製剤は、覚せい剤原料に該当しない。

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