平成24年度 第97回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 111

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問 111  正答率 : 55.6%

 国家試験問題

国家試験問題
中枢神経系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 随意運動に関与する一次運動野は、大脳皮質の頭頂葉に存在する。
2 大脳辺縁系は系統発生的に古い皮質であり、本能や情動及び記憶に関与する。
3 線条体は被殻と淡蒼球からなり、錐体外路系に関与する。
4 間脳の視床には、自律神経系の高位中枢が存在する。
5 中枢神経系に分布する血管の血液脳関門では、物質の透過性が制限されている。

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問 111    

 e-REC解説

解答 2、5

1 誤
随意運動に関与する一次運動野は、大脳皮質の前頭葉に存在する。

2 正
大脳辺縁系は、主に古皮質及び旧皮質からなり、系統発生的に古い皮質である。大脳辺縁系は、本能や情動及び記憶に関与する。

3 誤
大脳基底核は、尾状核、被殼、淡蒼球からなる。そのうち、尾状核と被殼の総称を線条体といい、線条体は錐体外路系に関与する。

4 誤
自律神経系の高位中枢は、間脳の視床下部に存在する。

5 正
中枢神経系に分布する血管の血液脳関門では、水溶性物質や高分子物質などの透過性が制限されている。

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