平成24年度 第97回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 31

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問 31  正答率 : 89.3%

 国家試験問題

国家試験問題
GABAトランスアミナーゼ阻害作用を有する抗てんかん薬はどれか。1つ選べ。

1 カルバマゼピン
2 フェニトイン
3 ジアゼパム
4 エトスクシミド
5 バルプロ酸

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問 31    

 e-REC解説

解答 5

1 誤
カルバマゼピンは、脳神経細胞のNaチャネルを遮断し抗てんかん作用を示す。

2 誤
フェニトインは、脳神経細胞のNaチャネルを遮断し抗てんかん作用を示す。

3 誤
ジアゼパムは、ベンゾジアゼピン系薬であり、GABAA-Clチャネル複合体におけるベンゾジアゼピン結合部位に結合し、GABAA受容体機能を亢進する。全ての発作型に有効であり、てんかん重積状態の緩解に静注で用いられる。

4 誤
エトスクシミドは、T型Ca2+チャネルを遮断し、抗痙れん作用を示す。欠神発作に用いられる。

5 正
バルプロ酸は、GABAトランスアミナーゼを阻害することで、中枢内GABAの分解を抑制し、GABAA受容体機能を増強することで抗てんかん作用を示す。

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