平成24年度 第97回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 36

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問 36  正答率 : 95.8%

 国家試験問題

国家試験問題
ヒスタミンH2受容体遮断作用を示すのはどれか。1つ選べ。

1 メトクロプラミド
2 ファモチジン
3 モサプリド
4 スルピリド
5 プログルミド

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問 36    

 e-REC解説

解答 2

1 誤
メトクロプラミドは、消化管におけるコリン作動性神経終末のドパミンD2受容体を遮断することで、アセチルコリン遊離を増大し、消化管運動を促進する。

2 正
ファモチジンは、ヒスタミンH2受容体遮断薬であり、ヒスタミンによる胃酸分泌を抑制する。

3 誤
モサプリドは、消化管におけるコリン作動性神経終末のセロトニン5-HT4受容体を刺激することで、アセチルコリン遊離を増大し、消化管運動を促進する。

4 誤
スルピリドは、ドパミンD2受容体遮断薬であり、低用量で消化性潰瘍の治療に用いられるほか、高用量でうつ病や統合失調症の治療にも用いられる。

5 誤
プログルミドは、抗ガストリン薬であり、ガストリンによる胃酸分泌を抑制するため、消化性潰瘍の治療に用いられる。

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