平成24年度 第97回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 37

Pin Off  未ブックマーク   
問 37  正答率 : 90.1%

 国家試験問題

国家試験問題
甲状腺ホルモン産生阻害作用を示すのはどれか。1つ選べ。

1 チアマゾール
2 オキシトシン
3 プロチレリン
4 クロミフェン
5 ソマトレリン

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 37    

 e-REC解説

解答 1

1 正
チアマゾールは、甲状腺のペルオキシダーゼを阻害して、甲状腺ホルモンの産生を抑制する。

2 誤
オキシトシンは、脳下垂体後葉ホルモンであり、子宮平滑筋を収縮させるとともに、収縮頻度を増加させるため、分娩誘発に用いられる。

3 誤
プロチレリンは、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)製剤であり、下垂体前葉を刺激して甲状腺刺激ホルモン(TSH)分泌を促進するとともに、プロラクチン分泌を促進する。

4 誤
クロミフェンは、抗エストロゲン薬であり、視床下部のエストロゲン受容体でエストロゲンと競合的に拮抗し、性腺刺激ホルモン放出ホルモンおよび性腺刺激ホルモンの分泌を促進することで排卵を誘発する。

5 誤
ソマトレリンは、成長ホルモン放出促進ホルモン(GH−RH)製剤であり、成長ホルモン分泌促進作用を有するため、下垂体成長ホルモン分泌機能検査に用いられる。

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします