平成29年度 第102回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 28

Pin On  ブックマーク済み   
問 28  正答率 : 66.3%

 国家試験問題

国家試験問題
シルデナフィルと硝酸薬の併用により増加し、血圧降下の主因となる物質はどれか。1つ選べ。

1 サイクリックAMP
2 サイクリックGMP
3 一酸化窒素(NO)
4 イノシトール三リン酸(IP3
5 ジアシルグリセロール

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 28    

 e-REC解説

解答 2

シルデナフィルは、選択的ホスホジエステラーゼ(PDE)Ⅴ阻害薬であり、PDEⅤを阻害することで細胞内サイクリックGMP(cGMP)量を増加させ、血管を拡張させる。また、硝酸薬は、一酸化窒素(NO)を放出し、グアニル酸シクラーゼ(GC)を活性化することで、細胞内cGMP量を増加させ、血管を拡張させる。両者の併用によりcGMP量が増加し、急激な血圧降下が起こる恐れがあるため、両薬剤の併用は禁忌である。

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします