平成27年度 第100回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 188

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問 188  正答率 : 67.0%

 国家試験問題

国家試験問題
原発性甲状腺機能低下症の臨床所見はどれか。2つ選べ。

1 うつ状態
2 体重減少
3 血中甲状腺刺激ホルモン濃度低下
4 血清総コレステロール値上昇
5 動悸

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問 188    

 e-REC解説

解答 1、4

原発性甲状腺機能低下症とは、甲状腺形成不全、甲状腺の破壊などが原因で起こる甲状腺機能低下症のことであり、先天性甲状腺機能低下症であるクレチン症や橋本甲状腺炎などがある。
原発性甲状腺機能低下症により、甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、徐脈、血圧低下、体重増加、血清総コレステロール値の上昇、抑うつ、記憶力の低下、活動性低下などが認められる。
甲状腺ホルモン:甲状腺ホルモンには、トリヨードチロニン(T3)、チロキシン(T4)があり、その生理作用として、代謝促進作用、カテコールアミン感受性増大作用を有する。

1 正
前記参照

2 誤
前記参照

3 誤
原発性甲状腺機能低下症では、甲状腺ホルモンの分泌が低下し、その結果、脳下垂体前葉へのフィードバックにより、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌が上昇する。

4 正
前記参照

5 誤
前記参照

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