平成29年度 第102回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 54

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問 54  正答率 : 71.1%

 国家試験問題

国家試験問題
経口投与する固形製剤の著しい生物学的非同等性を防ぐことを目的として実施される一般試験法はどれか。1つ選べ。

1 制酸力試験法
2 製剤均一性試験法
3 崩壊試験法
4 溶出試験法
5 消化力試験法

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問 54    

 e-REC解説

解答 4

経口投与する固形製剤の著しい生物学的非同等性を防ぐことを目的として実施される一般試験法は、溶出試験法である。溶出試験法は、経口製剤について溶出試験規格に適合しているかどうかを判定するために行うものであり、併せて著しい生物学的非同等性を防ぐことを目的としている。

1 誤
制酸力試験法は、胃において酸と反応し、制酸作用を発現する医薬品原体及び製剤の制酸力を求める試験法である。

2 誤
製剤均一性試験法とは、個々の製剤の間で有効成分含量の均一性の程度を示すための試験法である。

3 誤
崩壊試験法は、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、シロップ用剤、丸剤が試験液中、定められた条件で規定時間内に崩壊するかどうかを確認する試験法である。

4 正
上記参照

5 誤
消化力試験法は、消化酵素剤の原体及び製剤のでんぷん消化力、タンパク消化力及び脂肪消化力を測定する方法である。

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