平成29年度 第102回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 70

Pin Off  未ブックマーク   
問 70  正答率 : 74.6%

 国家試験問題

国家試験問題
新生児の特徴を成人と比較したとき、正しいのはどれか。1つ選べ。

1 胆汁酸塩の生成が多い。
2 肝臓のグルクロン酸抱合能が高い。
3 薬物の皮膚透過性が低い。
4 成人とは異なるシトクロムP450分子種が発現している。
5 胃内pHが低い。

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 70    

 e-REC解説

解答 4

1 誤
新生児では、胆汁酸生合成能が未熟であるため、胆汁酸塩の生成も低下する。

2 誤
新生児では、グルクロン酸抱合に必要なUDP−α−D−グルクロン酸生合成能が未発達なため、グルクロン酸抱合能が成人より低い。

3 誤
新生児では、皮膚表面に存在する角質層が薄く、機能が未熟であるため、薬物の皮膚透過性が高くなる。

4 正
胎児期ではCYP3A7が存在するが、出生後は急激に減少し、成人では存在しない。

5 誤
新生児では、胃酸分泌能が未発達なため、成人より胃内pHが高い。

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします