平成29年度 第102回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 187

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問 187  正答率 : 66.9%

 国家試験問題

国家試験問題
58歳男性。既往歴なし。20歳頃より現在まで喫煙継続中(20本/日)。半年前より、軽度の咳嗽及び喀痰がみられたが放置していた。しかし最近、会社の健康診断で肺の腫瘤陰影を指摘され、呼吸器内科を受診した。胸部エックス線では、右肺門部に径3 cm大の腫瘤陰影が認められ、経気管支内視鏡検査では、右主気管支の圧迫像が認められた。さらに気管支肺生検の結果、小細胞肺癌と診断された。
本患者の治療に適切な薬物はどれか。2つ選べ。

1 フルオロウラシル
2 イリノテカン塩酸塩
3 ゲムシタビン塩酸塩
4 ブレオマイシン塩酸塩
5 シスプラチン

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問 187    

 e-REC解説

解答 2、5

小細胞肺がんは外科手術不能であるが、化学療法と放射線療法の効果は高いため、これらが治療として用いられる。化学療法には、PE療法(シスプラチン+エトポシド)、IP療法(イリノテカン塩酸塩+シスプラチン)、CE療法(カルボプラチン+エトポシド)などが用いられる。

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