平成29年度 第102回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 345

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問 345  正答率 : 83.5%

 国家試験問題

国家試験問題
病棟において薬剤師が看護師よりメナテトレノン静注製剤の保管取扱いについて注意事項を教えてほしいと依頼された。医薬品インタビューフォームを調べたところ、表に示す安定性試験のデータが記載されていた。
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メナテトレノン静注製剤の保管取扱いについて正しいのはどれか。2つ選べ。

1 LPEを開封しない状態で保管する。
2 褐色アンプルのみの状態では、光分解による含量低下は起こらない。
3 シリンジを用いて静注する場合は、採取後3時間以内に行う。
4 点滴静注により持続投与を行う場合は、遮光カバーを用いる。

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問 345    

 e-REC解説

解答 1、4

1 正
安定性試験の結果より、本剤はLPE開封後、褐色アンプルで室温、室内散光下(1,000 lx)の保存条件において、性状は3時間後わずかに褐変し、含量の低下(8時間後に規格下限)が認められる。そのため、本剤はLPEを開封しない状態で保管することが適切であると考えられる。

2 誤
選択肢1参照。本剤は褐色アンプルのみの状態で室温、室内散光下(1,000 lx)の保存条件において、含量が低下していることから、光分解による含量の低下が起こると考えられる。

3 誤
安定性試験の結果より、本剤をシリンジ採取した場合、含量の低下がおこり、2時間後に規格外となるため、採取後1時間以内に静注する必要がある。

4 正
安定性試験の結果より、本剤は光分解が起こりやすいため、点滴静注により持続投与を行う場合は、遮光カバーを用いることが適切である。

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