平成30年度 第103回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 61

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問 61  正答率 : 90.8%

 国家試験問題

国家試験問題
アレルギー性鼻炎に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

1 鼻粘膜のⅡ型アレルギー性疾患である。
2 IgE抗体が関与している。
3 ハウスダストやダニは季節性アレルギー性鼻炎の原因である。
4 花粉症の原因としてヒノキ花粉が最も多い。
5 アレルゲン免疫療法は即効性がある。

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問 61    

 e-REC解説

解答 2

1 誤
アレルギー性鼻炎は、Ⅰ型アレルギー性疾患である。

2 正
アレルギー性鼻炎のようなⅠ型アレルギー性疾患は、抗原(アレルゲン)により産生された特異的IgE抗体が肥満細胞(マスト細胞)や好塩基球に結合し、抗原と過剰反応することにより発症する。

3 誤
ハウスダストやダニは、通年性アレルギー性鼻炎の原因となる。なお、季節性アレルギー性鼻炎の原因となるのは、主に花粉である。

4 誤
花粉症の原因として最も多いのは、スギ花粉である。

5 誤
アレルゲン免疫療法(減感作療法)は、少量のスギ花粉などのアレルゲンを繰り返し投与し、徐々に濃度をあげていくことで、アレルゲンに対する過敏性を緩和させていく治療法である。この過敏性の緩和には約2〜3年の期間を要するため、即効性がある治療方法ではない。

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