平成30年度 第103回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 32

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問 32  正答率 : 74.7%

 国家試験問題

国家試験問題
T型Ca2+チャネルを遮断することで抗てんかん作用を示すのはどれか。1つ選べ。

1 カルバマゼピン
2 レベチラセタム
3 ガバペンチン
4 フェニトイン
5 エトスクシミド

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問 32    

 e-REC解説

解答 5

1 誤
カルバマゼピンは、電位依存性Naチャネルを遮断し、神経細胞の過剰な興奮を抑制することで抗てんかん作用を示す。

2 誤
レベチラセタムは、神経終末のシナプス小胞タンパク質2A(SV2A)に結合し、神経伝達物質の放出を調節することで抗てんかん作用を示す。

3 誤
ガバペンチンは、電位依存性Ca2+チャネルのα2δサブユニットに結合して神経細胞内へのCa2+の流入を抑制し、グルタミン酸などの興奮性伝達物質の遊離を抑制することで抗てんかん作用を示すと考えられている。

4 誤
フェニトインは、電位依存性Naチャネルを遮断し、神経細胞の過剰な興奮を抑制することで抗てんかん作用を示す。

5 正
エトスクシミドは、T型Ca2+チャネルを遮断し、神経細胞内へのCa2+の流入を抑制することで抗てんかん作用を示す。

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