平成30年度 第103回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 125

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問 125  正答率 : 63.0%

 国家試験問題

国家試験問題
表は、我が国における1995年と2015年の年齢三区分別人口構成割合及び2035年における予測値を示したものである。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
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1 年少人口割合と老年人口割合の和は、従属人口割合となる。
2 この表から求められる老年人口割合の倍化年数は、20年より短い。
3 1995年から2015年にかけて、老年化指数は2倍以上上昇している。
4 2015年における老年人口指数は50を上回る。
5 2035年に予測される年少人口指数は15を下回る。

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問 125    

 e-REC解説

解答 1、3

1 正
従属人口は、年少人口と老年人口の和であるため、従属人口割合は、年少人口割合と老年人口割合の和となる。

2 誤
1995年から2015年にかけての老年人口割合は15%から27%に上昇し(1.8倍)、2015年から2035年にかけての老年人口割合は27%から33%に上昇している(約1.2倍)。よって、倍化年数は20年より長いと推察できる。
※倍化年数:老年人口割合が7%を超えてから倍に達した所要年数

3 正
老年化指数は次の式で計算できる。
スクリーンショット 2018-08-10 16.15.20.png
表にあるデータより老年化指数を以下のように求めることができる。
スクリーンショット 2018-08-10 16.16.01.png
以上のことから、1995年から2015年にかけて老年化指数は約2.2倍上昇している。

4 誤
老年人口指数は次の式で計算できる。
スクリーンショット 2018-08-10 16.19.36.png
表にあるデータより老年人口指数を以下のように求めることがで
スクリーンショット 2018-08-10 16.20.49.png
以上のことから、2015年の老年人口指数は45であり、50を下回る。

5 誤
年少人口指数は次の式で計算できる。
スクリーンショット 2018-08-10 16.27.04.png
表にあるデータより年少人口指数を以下のように求めることができる。
スクリーンショット 2018-08-10 16.28.23.png
以上のことから、2035年の年少人口指数は17.54であり、15を上回る。

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