平成30年度 第103回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 98

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問 98  正答率 : 40.7%

 国家試験問題

国家試験問題
日本薬局方で確認試験が適用される対象医薬品、使用する試液、確認試験の結果の組合せとして正しいのはどれか。2つ選べ。
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問 98    

 e-REC解説

解答 1、2

1 正
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ナプロキセンはカルボキシ基をもつため、ヒドロキシルアミン過塩素酸塩・エタノール試液、N,N ’−ジシクロヘキシルカルボジイミド・エタノール試液、過塩素酸鉄(Ⅲ)・エタノール試液が用いることにより、赤紫色に呈色する。

2 正
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ヒドロコルチゾンはα−ケトール基をもつため、フェーリング試液が用いることにより、赤色の沈殿を生じる。

3 誤
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カイニン酸はイミノ酸であり、ニンヒドリン試液を用いることにより、黄色に呈色する。

4 誤
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アミノ安息香酸エチルは芳香族第1級アミンであり、亜硝酸ナトリウム試液、アミド硫酸アンモニウム試液、N,N−ジエチル−N ’−1−ナフチルエチレンジアミンシュウ酸塩試液(津田試薬)を用いることにより、赤色に呈色する。
なお、4−アミノアンチピリンを用いると、赤色を呈することにより、フェノール性水酸基を確認することができる。

5 誤
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レボドパはフェノール性水酸基をもつため、4−アミノアンチピリン試液を用いることにより、赤色に呈色する。
なお、亜硝酸ナトリウム試液、アミド硫酸アンモニウム試液、N,N−ジエチル−N ’−1−ナフチルエチレンジアミンシュウ酸塩試液を用いると、赤色に呈することにより芳香族第1級アミンの確認ができる。

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