平成31年度 第104回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 26

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問 26  正答率 : 59.9%

 国家試験問題

国家試験問題
アゴニストの用量−反応曲線が低用量側にあるほど値が大きいのはどれか。1つ選べ。

1 ED50
2 LD50
3 KD
4 pA2
5 pD2

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問 26    

 e-REC解説

解答 5

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1 誤
ED50は、投与した一群の動物の50%において基準と定めた効果を発現する用量のことであり、アゴニストの用量−反応曲線が低用量側にあるほど値は小さくなる。

2 誤
LD50は、投与した一群の動物の50%が死亡する用量のことであり、アゴニストの用量−反応曲線が低用量側にあるほど値は小さくなる。

3 誤
KD(解離定数)は、薬物の受容体からの解離のしやすさを表す指標(小さいほど解離しにくく結合しやすいことを表すため、結合のしやすさを表す指標として取り扱われる)であり、アゴニストの用量−反応曲線が低用量側にあるほど低用量で受容体に結合することを意味するため、値は小さくなる。

4 誤
pA2は、アゴニストの用量−反応曲線を2倍だけ高用量側に平行移動させるのに必要な競合的拮抗薬の用量(モル濃度)の負の対数であり、アゴニストの用量反応曲線の位置とは無関係である。

5 正
pD2は、アゴニストについて最大反応の50%の反応を起こす用量(ED50)の負の対数であり、アゴニストの用量−反応曲線が低用量側にあるほど値が大きい(ED50が小さいほど値が大きくなる)。

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