平成31年度 第104回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 62

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問 62  正答率 : 79.3%

 国家試験問題

国家試験問題
客観的な危険が存在しないのに、急な不安に襲われ、動悸、呼吸困難、めまいなどの自律神経症状を伴い、通常30分以内に症状が改善する不安神経症はどれか。1つ選べ。

1 全般性不安障害
2 外傷後ストレス障害
3 強迫性障害
4 パニック障害
5 解離性障害

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問 62    

 e-REC解説

解答 4

1 誤
全般性不安障害は、特定の状況に限定関わりなく、漫然とではあるが絶えず将来や自身を心配し、それが元で不眠や不安が持続する不安神経症である。

2 誤
外傷後ストレス障害(PTSD)は、事故や災害、暴力などの生命の危険を感じた体験が、強烈に心的外傷(いわゆる“トラウマ”)となり、様々な事柄をそれに結びつけ恐怖や不安などのストレスを生じる不安神経症である。

3 誤
強迫性障害は、本人が無意味だと認識していながら、強迫思考により同じ行動を何度も繰り返す(繰り返し手を洗わないと落ち着かないなど)不安神経症である。

4 正

5 誤
解離性障害は、困難な現実を回避するため、転換症状(麻痺や失声、けいれんなど)と解離症状(意識や記憶を失うなど)が現れる不安神経症である。

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