令和02年度 第105回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 27

Pin Off  未ブックマーク   
問 27  正答率 : 90.2%

 国家試験問題

国家試験問題
強酸性下でも活性を示すため、胃炎や消化性潰瘍に用いられる局所麻酔薬はどれか。1つ選べ。

1 オキセサゼイン
2 プロカイン
3 メピバカイン
4 ブピバカイン
5 レボブピバカイン

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 27    

 e-REC解説

解答 1

強酸性下では通常局所麻酔薬の活性は低下するが、強酸性下でも有効な局所麻酔薬としてオキセサゼインやアミノ安息香酸エチルが挙げられる。局所麻酔薬は、非イオン型で知覚神経細胞内に入り、神経細胞膜の内側で陽イオン型となり電位依存性Na+チャネルを遮断するが、ほとんどの局所麻酔薬は塩基性薬物であり、胃内や炎症巣などのpHが酸性に偏っている組織では、イオン型が増加し、神経細胞膜透過性が低下するため、局所麻酔効果が減弱する。

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします