令和02年度 第105回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 32

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問 32  正答率 : 78.6%

 国家試験問題

国家試験問題
抗不安作用とともに、ヒスタミンH1受容体の遮断による抗アレルギー作用を併せもつのはどれか。1つ選べ。

1 エチゾラム
2 ヒドロキシジン
3 エスシタロプラム
4 タンドスピロン
5 クロルジアゼポキシド

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問 32    

 e-REC解説

解答 2

1 誤
エチゾラムは、ベンゾジアゼピン系抗不安薬であり、ベンゾジアゼピン受容体に結合し、GABAA受容体の機能を亢進させることで、抗不安作用を示す。

2 正
ヒドロキシジンは、抗アレルギー性緩和精神安定剤であり、中枢抑制による抗不安作用をもつため、神経症の不安・緊張・抑うつなどに用いられる。また、ヒスタミンH1受容体の遮断作用による抗アレルギー作用を併せもつため、蕁麻疹や皮膚疾患に伴う掻痒に用いられる。

3 誤
エスシタロプラムは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬であり、うつ病や社会不安障害に用いられる。

4 誤
タンドスピロンは、セロトニン作動性抗不安薬であり、5-HT1A受容体を選択的に刺激することで、神経症の不安・緊張・抑うつなどに用いられる。

5 誤
クロルジアゼポキシドは、ベンゾジアゼピン系抗不安薬であり、ベンゾジアゼピン受容体に結合し、GABAA受容体の機能を亢進させることで、抗不安作用を示す。

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