令和02年度 第105回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 333

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問 333  正答率 : 66.8%

 国家試験問題

国家試験問題
下記のそれぞれの事例の薬物治療のうち、禁忌に該当するのはどれか。2つ選べ。

1 便秘症の妊婦に酸化マグネシウムを投与する。
2 牛乳アレルギー患者にタンニン酸アルブミンを投与する。
3 消化性潰瘍がある患者にラフチジンを投与する。
4 重症筋無力症の患者にエチゾラムを投与する。
5 インフルエンザ罹患の15歳男児にザナミビル水和物を投与する。

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問 333    

 e-REC解説

解答 2、4

1 誤
酸化マグネシウムは、妊婦に投与可能な緩下剤である。

2 正
タンニン酸アルブミンは、牛乳由来の乳製カゼインが含まれる止瀉薬であり、牛乳アレルギーの患者に投与するとショックまたはアナフィラキシー様症状を起こすことがあるため禁忌である。

3 誤
ラフチジンは、消化性潰瘍の治療に用いるヒスタミンH2受容体遮断薬である。

4 正
エチゾラムは、ベンゾジアゼピン系薬であり、重症筋無力症の患者に投与すると筋弛緩作用により症状が悪化することがあるため禁忌である。

5 誤
ザナミビル水和物は、インフルエンザの治療に用いるノイラミニダーゼ阻害薬である。

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