令和03年度 第106回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 13

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問 13  正答率 : 79.6%

 国家試験問題

国家試験問題
タンパク質で作られた線維性の構造物の上皮細胞内外の分布を図で示した。矢印で示した構造が微小管である図はどれか。1つ選べ。

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問 13    

 e-REC解説

解答 2

細胞内骨格は、アクチンフィラメント、微小管、中間径フィラメントから構成される。

1 誤
細胞内骨格の一つであるアクチンフィラメント(ミクロフィラメント)の構造である。アクチンフィラメントは、細胞膜直下の細胞皮層に存在している。小腸などの上皮細胞における微絨毛の形態維持や接着分子の裏打ちなどに関与する。

2 正
細胞内骨格の一つである微小管の構造である。微小管は、細胞内の中心体を起点として細胞質に内へ伸び、細胞の形態維持やモータータンパク質を介した物質輸送に関与する。

3 誤
細胞内骨格の一つである中間系フィラメントの構造である。中間系フィラメントは、細胞質で網目状に広がっている。

4 誤
コラーゲンなどの細胞外マトリックスの構造である。

5 誤
収縮環を形成するアクチンフィラメントやミオシンフィラメントの構造である。収縮環は、動物細胞の細胞周期における分裂期(M期)後期の細胞表層直下に形成する。収縮環が、収縮することで、細胞膜が内部にくびれ、親細胞から2つの娘細胞に分裂する。

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