平成28年度 第101回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 62

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問 62  正答率 : 75.1%

 国家試験問題

国家試験問題
骨量に対する作用として、骨吸収抑制を主な作用機序としない骨粗しょう症治療薬はどれか。1つ選べ。

1 ビスホスホネート製剤
2 SERM(選択的エストロゲン受容体モジュレータ)
3 エストロゲン製剤
4 ビタミンK2製剤
5 カルシトニン製剤

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問 62    

 e-REC解説

解答 4

1 主な作用機序となる
ビスホスホネート製剤は、ハイドロキシアパタイトに結合し、破骨細胞の活性を抑制することで骨吸収を抑制する。

2 主な作用機序となる
SERM(選択的エストロゲン受容体モジュレータ)は、骨のエストロゲン受容体に選択的に結合し、骨吸収抑制作用を示す。

3 主な作用機序となる
エストロゲン製剤は、エストロゲン受容体に結合し、骨吸収抑制作用を示す。

4 主な作用機序とならない
ビタミンK2製剤は、骨基質タンパクであるオステオカルシンのγ-カルボキシル化を促進することで、主に骨形成を促進する。

5 主な作用機序となる
カルシトニン製剤は、カルシトニン受容体に結合し、破骨細胞の活性を抑制することで骨吸収を抑制する。

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