令和03年度 第106回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 122

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問 122  正答率 : 65.9%

 国家試験問題

国家試験問題
表は、我が国の女性における胃、子宮、大腸、肝臓及び乳房の悪性新生物による死亡数の推移を表したものである。乳房に該当するのはどれか。1つ選べ。
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問 122    

 e-REC解説

解答 4

1 誤
胃の悪性新生物による死亡数の推移である。胃がんは、がん検診普及による早期発見・早期治療により、1980年以降減少傾向にある。また、平成30年における女性の胃がん死亡数は第4位であり、本問の胃、子宮、大腸、肝臓及び乳房の中では、第2位となるため、選択肢1は胃の悪性新生物の推移であると考えられる。

2 誤
肝臓の悪性新生物による死亡数の推移である。1980年から2010年にかけて肝臓がんのリスク要因であるC型肝炎の増加により、女性の肝臓がんの死亡数は増加傾向にあった。また、平成30年における女性の肝臓がん死亡数は第6位であり、本問の胃、子宮、大腸、肝臓及び乳房の中では、第4位となるため、選択肢2は肝臓の悪性新生物の推移であると考えられる。

3 誤
大腸の悪性新生物による死亡数の推移である。大腸がんは、食の欧米化により増加傾向にある。平成30年における女性の大腸がん死亡数は第1位であり、本問の胃、子宮、大腸、肝臓及び乳房の中でも、第1位となるため、選択肢3は大腸の悪性新生物の推移であると考えられる。

4 正
乳房の悪性新生物による死亡数の推移である。乳房がんは、食の欧米化により増加傾向にある。平成30年における女性の乳房がん死亡数は第5位であり、本問の胃、子宮、大腸、肝臓及び乳房の中では、第3位となるため、選択肢4は乳房の悪性新生物の推移であると考えられる。

5 誤
子宮の悪性新生物による死亡数の推移である。子宮がんは1990年ごろまで減少したが、その後ほぼ横ばい傾向である。平成30年における女性の子宮がん死亡数は第7位であり、本問の胃、子宮、大腸、肝臓及び乳房の中では、第5位となるため、選択肢5は子宮の悪性新生物の推移であると考えられる。
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