令和04年度 第107回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 107

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問 107  正答率 : 58.3%

 国家試験問題

国家試験問題
次の抗悪性腫瘍薬のうち、DNAの塩基部分をアルキル化するのはどれか。1つ選べ。

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問 107    

 e-REC解説

解答 2

1 誤
イマチニブの構造である。イマチニブはチロシンキナーゼ阻害薬であり、DNAの塩基部分をアルキル化する作用はもたない。

2 正
マイトマイシンCの構造である。マイトマイシンCは還元されて複数の活性代謝物となり、DNAの塩基部分のアルキル化、架橋形成、フリーラジカルによるDNA鎖切断を介してDNAの複製を阻害する。

3 誤
タモキシフェンの構造である。タモキシフェンはエストロゲン受容体拮抗薬であり、DNAの塩基部分をアルキル化する作用はもたない。

4 誤
テガフールの構造である。テガフールはチミジル酸合成酵素阻害薬であり、DNAの塩基部分をアルキル化する作用はもたない。

5 誤
リュープロレリンの構造である。リュープロレリンは性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)製剤であり、DNAの塩基部分をアルキル化する作用はもたない。

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