令和05年度 第108回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 189

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問 189  正答率 : 77.3%

 国家試験問題

国家試験問題
ウイルス性肝炎に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 急性期に黄疸が認められることはまれである。
2 A型肝炎ウイルスは経口感染する。
3 B型肝炎ワクチン接種により、HBs抗体検査は陽性を示す。
4 C型肝炎は、ワクチン接種により予防することができる。
5 C型肝炎よりもA型肝炎の方が肝硬変に進展しやすい。

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問 189    

 e-REC解説

解答 2、3

1 誤
ウイルス性肝炎の急性期では、ビリルビンの排泄低下により直接型ビリルビンが上昇するため、黄疸が認められることが多い。

2 正

3 正
B型肝炎ワクチン接種後は、体内にHBs抗体が産生されるため、HBs抗体検査において陽性を示すようになる。

4 誤
令和5年現在、C型肝炎に対して有効なワクチンはないため、ワクチン接種により予防することはできない。

5 誤
C型肝炎のほとんどは慢性肝炎へと移行し、慢性化率は他の肝炎に比べて最も高く、肝硬変への進展率も高い。一方、A型肝炎のほとんどは一過性であり、慢性化率および慢性化率は低い。

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