令和05年度 第108回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 106

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問 106  正答率 : 78.3%

 国家試験問題

国家試験問題
35歳男性。冠動脈疾患の既往がある。近医にて原発性の甲状腺機能低下症と診断され、処方1で治療を継続している。最近になって花粉症のような症状を訴えたため、別のクリニックで処方2が追加され、その処方箋を持って来局した。

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処方2の処方箋を見た薬剤師は、頻脈や動悸などの副作用が出現する可能性を考えて、服薬期間中に患者のフォローアップをすることとした。その根拠となった、小青竜湯に含まれる化合物はどれか。1つ選べ。

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問 106    

 e-REC解説

解答 2

小青竜湯は、マオウ、ハンゲ、カンキョウ、カンゾウ、ケイヒ、ゴミシ、サイシン、シャクヤクを含有する。これらの生薬に含まれる成分のうち、頻脈や動悸などの副作用が出現する可能性が高いのはマオウに含まれるエフェドリンである。

1 誤
ケイヒに含まれるシンナムアルデヒドの構造である。

2 正
マオウに含まれるエフェドリンの構造である。

3 誤
シャクヤクに含まれるペオニフロリンの構造である。

4 誤
カンゾウに含まれるグリチルリチン酸の構造である。

5 誤
カンキョウに含まれるショウガオールの構造である。

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