平成28年度 第101回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 133

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問 133  正答率 : 36.6%

 国家試験問題

国家試験問題
ある乱用薬物について、呈色反応に基づく簡易検査を行ったところ、以下の構造を有する化合物が生成し、アルカリ性条件下で赤色を呈した。この乱用薬物はどれか。1つ選べ。
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1 アンフェタミン
2 メタンフェタミン
3 メトカチノン
4 MDMA
5 4-メトキシアンフェタミン

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問 133    

 e-REC解説

解答 1

選択肢のそれぞれの構造は以下の通りである。
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本問では、p-ニトロベンゼンジアゾニウムクロライドを用いて呈色反応を行っている。p-ニトロベンゼンジアゾニウムクロライドは第1級アミンと反応して、アルカリ性条件下で赤色を呈する。選択肢のうち、第1級アミンはアンフェタミンと4-メトキシアンフェタミンであるが、p-ニトロベンゼンジアゾニウムクロライドと反応して、問題文の構造を有する化合物となるものはアンフェタミンである。
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