平成28年度 第101回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 172

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問 172  正答率 : 80.1%

 国家試験問題

国家試験問題
薬物A 50 mgを、粉末製剤あるいは液剤として経口投与した後の血中濃度時間曲線下面積(AUC)は等しく、1,500 µg・h/Lであった。一方、血中濃度に関する1次モーメント時間曲線下面積(AUMC)は、粉末製剤の場合が9,000 µg・h2/L、液剤の場合が7,500 µg・h2/Lであった。薬物Aの粉末製剤の平均溶出時間(h)に相当するのはどれか。1つ選べ。

1 0.2
2 1.0
3 1.2
4 5.0
5 11.0

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問 172    

 e-REC解説

解答 2

投与された薬物の体内の平均滞留時間(MRT)は、①式で表される。
スクリーンショット 2016-08-04 16.15.59.png


①式より、薬物Aの粉末製剤及び液剤のMRTをそれぞれ求める。
スクリーンショット 2016-08-04 16.16.06.png


粉末製剤は、液剤と比較すると、消化管内での溶出時間分、体内の滞留時間が延長するため、薬物Aの粉末製剤の平均溶出時間は次式で求められる。
スクリーンショット 2016-08-04 16.16.20.png

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