平成28年度 第101回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 341

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問 341  正答率 : 53.3%

 国家試験問題

国家試験問題
8歳男児。ぜん息でかかりつけ医に以下の処方を出してもらっている。
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しかし、発作が頻発し症状が重篤化したため救急車で病院に搬送された。かかりつけ医が処方した薬のアドヒアランスを確認したところ、しっかり服用できていた。

発作時の薬物療法として、適切でないのはどれか。1つ選べ。

1 アミノフィリンの点滴
2 ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウムの点滴
3 クロモグリク酸ナトリウムの吸入
4 プロカテロール塩酸塩水和物の吸入
5 サルブタモール硫酸塩の吸入

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問 341    

 e-REC解説

解答 3

気管支ぜん息発作時の治療薬をリリーバーといい、短時間型アドレナリンβ2受容体刺激薬の吸入、アミノフィリンの静注、副腎皮質ステロイド性薬の静注などが挙げられる。本選択肢中の薬物では、プロカテロール塩酸塩水和物(短時間型β2受容体刺激薬)の吸入、サルブタモール硫酸塩(短時間型β2受容体刺激薬)の吸入、アミノフィリンの点滴、ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム(副腎皮質ステロイド性薬)の点滴がこれにあたる。
なお、クロモグリク酸ナトリウムはケミカルメディエーター抑制薬であり、気管支ぜん息の発作予防薬(コントローラー)として用いられる。

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