平成29年度 第102回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 126

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問 126  正答率 : 65.6%

 国家試験問題

国家試験問題
C型肝炎ウイルス(HCV)感染歴と肝細胞がん発症の関係を調べるため、ある病院において、肝細胞がんの患者100人、及び対照群として性・年齢・喫煙歴・アルコール摂取歴をマッチングさせた別の病気の患者200人を選び出し、抗HCV抗体の有無を調べた。その結果、肝細胞がん患者の80人、対照群の20人が抗体陽性者であった。この調査から求められる肝細胞がん発症におけるHCV感染歴のオッズ比として、正しいのはどれか。1つ選べ。

1 4.0


2 4.9


3 8.0


4 16


5 36

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問 126    

 e-REC解説

解答 5

本調査は、肝細胞がん患者と対照群について、C型肝炎ウイルス(HCV)感染歴と肝細胞がん発症の関係を調べた症例-対照研究である。
オッズ比とは、リスク因子と疾病の関連性の強さを表す指標であり、患者群の要因曝露のオッズと対照群の要因曝露のオッズとの比から求められる。
スクリーンショット 2017-10-19 16.20.08.png
本調査により、肝細胞がん発症におけるHCV感染歴のオッズ比を求めると次のようになる。
スクリーンショット 2017-10-19 16.20.59.png

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