令和08年度 第111回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 126

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問 126  リアルタイム正答率 : 58.9%

 国家試験問題

国家試験問題
図は、健常人が絶食後に同じ重量の食品A又はBを摂取した後の血糖値と、食品Aを摂取した後の血中インスリン濃度について考えられる経時変化を示したものである。食品A又はBは、精白米又は玄米のいずれかである。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

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1 食品Aよりも、食品Bの方がグリセミックインデックス(GI)値が低い。


2 食品Aよりも、食品Bの方が糖尿病の発症リスクを高める作用がある。


3 食品Aを摂取してから30分経過した時点では、摂取前よりもインスリンの分泌量が増加し、グリコーゲンの分解が促進されている。


4 食品Aを摂取してから60分経過した時点では、インスリン依存的に活性化されたナトリウム-グルコース共輸送体1(SGLT1)により筋肉にグルコースが取り込まれている。


5 難消化性デキストリンを食品Aと同時に摂取すると、食品A摂取後の血糖値の最大値が低くなる。

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問 126    

 e-REC解説

解答 1、5

食品Aは精白米、食品Bは玄米である。

1 正
グリセミックインデックス(GI)値とは、炭水化物を含む食品摂取後の血糖値の上昇度を示す指標であり、値の低い方が血糖値が上昇しにくい食品であることを示す。グラフより、食品Aよりも食品Bの方が食事摂取後の血糖値の上昇度が低いため、食品Aよりも、食品Bの方がGI値が低いと考えられる。

2 誤
高GI値の食品を摂り過ぎると、血糖値が急激に上昇し、インスリンの分泌が過剰になることでインスリン抵抗性を引き起こす恐れがあるため、糖尿病発症のリスクが高くなる。よって、食品Bよりも、食品Aの方が糖尿病の発症リスクを高める作用があると考えられる。(解説1参照)

3 誤
グラフより、食品Aを摂取してから30分経過した時点では、摂取前よりもインスリンの分泌量が増加していることから、肝臓や筋肉においてエネルギー貯蔵形態であるグリコーゲンの合成が促進されていると考えられる。

4 誤
グラフより、食品Aを摂取してから60分経過した時点では、血糖値が低下しているため、インスリン依存的に活性化されたグルコーストランスポーター4型(GLUT4)により筋肉や脂肪組織にグルコースが取り込まれていると考えられる。なお、ナトリウム-グルコース共輸送体1(SGLT1)は、主に小腸においてグルコースおよびガラクトースの吸収に関与するトランスポーターである。

5 正
難消化性デキストリンは、食品に含まれる糖の吸収を緩やかにし、血糖値の上昇を抑える作用があるため、食品Aと同時に摂取すると、食品A摂取後の血糖値の最大値が低くなる。

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