令和05年度 第108回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 134

Pin Off  未ブックマーク    |  |  |   
問 134  正答率 : 67.8%

 国家試験問題

国家試験問題
成人集団(平均体重60 kg)について5種類の食品群からの甘味料Aの一日摂取量が調査された。表1は成人一人あたりの甘味料Aの各食品群からの一日摂取量を、表2は許容一日摂取量(ADI)設定のために行われた試験結果を示している。このとき、成人における甘味料Aの一日摂取量は、ADIの何%に相当するか。最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、他の食品群からの甘味料Aの摂取はないものとする。

スクリーンショット 2023-06-06 17.50.30.png

1 0.16


2 0.27


3 0.80


4 1.9


5 2.4

 解説動画  ( 00:00 / 0:00:00 )

 ビデオコントロール

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 134    

 e-REC解説

解答 2

表1より、甘味料Aの一日摂取量は、各食品群の甘味料Aの一日摂取量の和で求めることができるため、1.677+0.005+0.015+0.013+0.702=2.412(mg/人/日)となる。ここで、調査を行った成人集団の平均体重は60kgであるため、体重あたりの一日摂取量は2.412/60≒0.04(mg/kg 体重/日)となる。
また、許容一日摂取量(ADI)は無毒性量(NOAEL)を安全係数で除して求めることができるため、表2より甘味料AのADIは1,500/100=15(mg/kg 体重/日)となる。
これらより、成人における甘味料Aの一日摂取量を、ADIに対する百分率(%)で表すと、0.04/15×100=0.266%≒0.27%となる。

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします